献立は和食中心で
薄味に
かつおだしや野菜などの素材そのままの うまみを生かして薄味にしています。
近年、子供の食をめぐっては、発育発達の重量な時期でありながら、栄養の偏りや朝食の欠食、小児期における肥満の増加など多様化・深刻化しており、生涯にわたる健康への影響が懸念されています。
一方で食に関する研究は年々進歩しており、発育発達に様々な影響があることがわかってきました。適切な食習慣は発育発達期の健康的な身体作りに繋がることは もちろん、成人期以降の肥満や成人病の発症率にも影響します。また、脳の約9割は6歳までに作れることがわかっており、脳を育てるという意味でもこの時期の食事が重量なことがわかっています。
当園では、この発育発達時期の食育の重量性を認識し、給食及び食に関わる教育 = 食育に力を入れています。
0歳から3歳までは食べる楽しさを
0歳から3歳の時期は健康的な食事を心がけることはもちろんですが、
食への意欲 = 「食べる楽しさ」を知ってもらうことが重要だと考えています。
栄養バランスは提供する側の工夫でコントロールできますが、食べる行為そのものは自発的なものであり、
子ども自身が食べることに対して意欲的になってもらうしかありません。当園では、「食べる楽しさ」を知ってもらい、
食に対する意欲を持ってもらうための様々な取り組みを行っています。
かつおだしや野菜などの素材そのままの うまみを生かして薄味にしています。
旬の野菜や果物をメニューへ取り入れています。
手作りを心がけ、できる限り国産の食材を使い、添加物や加工食品の使用は控えます。 また、アレルギーにも配慮した献立にしています。
食事への意欲を高めるため、「食事の時間」=「楽しい時間」にすることを心掛けています。
食べ物に関心を持ってもらうための様々な体験機会を提供しています。
強化磁気を使用し安全性を保つ一方で食器を大切に扱うことを教えています。
旬な食材は栄養価が非常に高く、旨み成分も豊富です。日本の長い食の歴史から、 旬なものを旬な時期に食べることは、その時期に身体が必要している栄養素を補填できる からとも考えれています。だからこそ、季節のものを口にすることで体は喜び、自然と強い体がつくられていきます。
また、日本には四季があり、季節ごとの伝統行事があります。そして伝統行事の多くは食と結びついています。(お正月、節分、ひな祭り、花見等々)。
食を通して季節を感じ、日本の文化に触れてもらうことを心掛けています。
手の込んだものでなくても大丈夫です。
おにぎりだけでも、お味噌汁だけでも、お母様、お父様、家族と繋がりを食において作って頂きたい、そう考えます。
また、ぜひ孤食ではなく一緒に食卓を囲み、「ながら食べ」をせず、楽しい会話をしながら食事の時間を過ごしてもらいたいと思います。
笑顔あふれる食卓を心掛けて頂く。
「食育」は家庭生活の要です。